[FULL] 2024.03.27 第３３５回伊藤広規「旅と人と音楽と」

【オンデマンド放送：2024.03.27放送回】

※一ケ月限定フルバージョンです。

※アーカイブ・オンデマンドでは、トーク内容のみで楽曲はかけておりません。ご了承ください。

桜が咲いていながら夜には底冷え。
花粉も満載な波瀾万丈な3月もそろそろ終わりに近づいてきましたね。
今夜はテトラゴンのメンバー岡井大二のリクエストでお届けします。

【今日の一曲目】
Too High / Stevie Wonder
(“Innervisions / Stevie Wonder” 1973年)
『テトラゴンでのドラムでは、ドスンとグルーヴを私と作り出してる岡井大二。
四人囃子のリーダーでもあるので、プログレマニアに思われがちですが、実は大のポップスファン。
リクエストにスティービーワンダーのこの曲を持ってきたのも、単純に「好きなのよね〜！」なんですね。funkのキャッチーなパターンが繰り返されるこの曲は私も大好きです。
あの『一触即発』と同時期のこの曲。
あそこまで複雑なROCKを作り出したことには今更ながら驚くんですが、やっぱり当時の洋楽もすごくよく知ってる。褒めすぎかなぁ？
まあ、いつもは植木等ばりに無責任ドラマーです。（広規）』

＊資料　四人囃子『一触即発』
https://youtu.be/sEamMwhPYAI?si=k1Q_YZLAKauk12HB

【今日の二曲目】
Billie Jean (single version) / Michael Jackson
(1983年)
『大二のおっさんからマイケルジャクソンが飛び出しましたー。今度踊ってもらいましょう（笑）
大二のおっさんと私の出会いは、知り合いの結婚式。その時大二のおっさんは司会をしていて。その後に別の知り合いの結婚式に行った時も司会をしていて、岡井大二って確かミュージシャンのような気がしたけど「司会者なのか〜？」と、思ってました。（笑）
スタジオではすれ違ってばかりだったようで会ったことなくて、それから30年くらいして、森園勝敏に大二ドラムで3人でライブしようと誘われて、横浜のYCCヨットクラブで演ったんですね。その時、リハから俺と2人でウォッカをガンガン飲んでたら、本番はギターの森園とベースの俺がリズムをキープ。
大二のおっさんは宙を舞うようなソロを連発。思いもしなかった方向に飛んでくプレーは、すごい気分よくて、後世に残るほどの面白いライブになりました。
ライブが終わると、森園が「大二！今日はギャラ無しな！」と笑って言ってたほど。
それ以来、大二のおっさんを気に入ってしまって、青山純以来、私と1番多く一緒に演ってるドラマーになってます。
テトラゴンでもやたら気分が良くなる。
本当に不思議なドラマーです。（広規）』

【今日の三曲目】
Good Vibrations / The Beach Boys
(1966年)
『最後のリクエストはビーチボーイズ。流石のポップスファン。
真面目に語ると、こういう曲を出してくる。底知れませんね大二のおっさん。
この当時に知恵を駆使して何回ダビングを重ねて作ったんでしょうねこの曲。
私と同い年。中学高校とほぼ同じような音楽環境の中で兄貴の影響と好奇心溢れる少年時代を送ってきた大二のおっさんと俺のリズム体。
老い先短いけど将来性のあるバンドテトラゴンを一生懸命やっていきますよー。（広規）』