[FULL] 2024.03.13 第３３３回伊藤広規「旅と人と音楽と」

【オンデマンド放送：2024.03.13放送回】

今日のラジオは333回目！めでたい‼️確変です！
てな訳で今日も東京を飛び出しての収録。
アラスカでオーロラを観ながらお届けします❗️
なので、私のアンビエントアルバムNEBULAから❗️

【今日の一曲目】
Deep forest / NEBULA
(“NEBULA / NEBULA” 2012年)
『先週予告したテトラゴンからのリクエストは、来週からにしますね。
オーロラが見えたらこの曲をかけようと、決めてました。
NBBULAは宇宙や地球の空間をイメージして、松下誠と私で即興で作り上げたアンビエントアルバム。10年前にフィンランドにオーロラを観に行った時、夜空を見上げてオーロラよ！出るんだと念じていた時に頭の中を駆け巡ってたのがNEBULA。
あれから10年。何としてもオーロラに会いたくてアラスカに来てます。
羽田からチェナまでは30時間超えの旅。
シアトルから乗り換えた後フェアバンクスに着く直前に飛行機からオーロラらしき物が見えて期待感120パーセント！
空港からチェナリゾートまで約100キロメートル。
北海道人もビックリするくらい真っ直ぐな道で真っ暗！道中は殆ど、ノーハウス、ノーピープル、ノーアニマル。約1時間くらいで着きました！速！飛ばし過ぎ。
そして初日の夜、オーロラを待つ間、山の上は氷点下30度！氷も凍る世界。
友達が手袋を外して一本タバコを吸った、たった5分で小指が霜焼けになったと大騒ぎ。ロッジの中であわててオロナインつけてました。（笑）タバコを吸うのも命がけの寒さ。
雪上車で真っ暗な山頂に降り立つと、うっすらとオーロラのかけらの白いカーテンが空を覆って。。。みえるか？！としばらく空を眺めていると、寒さでまつ毛までチリチリ痛くなって。
山頂のロッジではホットチョコレートにカップヌードルのおもてなし。ハウマッチ？と聞くと「フリー！サーティンダラー」と粋なアンちゃんが俺にも通じるジョークで場が和み、暖をとっては、また外に出てオーロラを待つ。真っ暗な世界に目が慣れてくると満天の星が！
何度シャッターを切っても、iPhoneでは星は映らないんですね〜。
白いオーロラのかけらの写真が初日の戦利品。こうやって初日の戦いは終わって行きました。
２日目こそ！（広規）』

【今日の二曲目】
Riding Into Blue (Cowboy Song) / Inga Humpe
(“Planet OZ / Inga Humpe” 1991年)
『還暦になった年にオーロラが見たくて、フィンランドに行ったんですが、1週間粘っても残念ながら見られなかったんです。
オーロラには見えやすい時期と見えづらい時期があるとかで、その見える周期が昨年暮れくらいからやってきていてオーロラ当たり年！と知って、10年ぶりにオーロラ鑑賞をと、古希の記念にやってきたんですが、そうやすやすと顔を見せてはくれない。今回見られなかったら次は喜寿の記念かー？
と、願いとあきらめの２日目。
極寒防備のいでたちで、オーロラハンターが行く！とばかりにiphoneをポケットにいざ雪上車へ。
山頂に着くと、深々と降る雪。
「止んでくれないかなぁ」と、世界中から集まったオーロラハンターたちが空を見つめ願いを込めている。
しばらくすると雪は止み雲がだんだん無くなって星が見え始める。寒さに耐えながらもう限界のちょっと前。チラリズムのように空の横っちょに緑に輝き出して、カーテンのように。まではいかなかったけど、この目で見る初めてのオーロラ。
空から魔法が降りてくるようでした。横っちょから！
これが見たかったんだよなあ〜。横っちょだけど。
Me-zameいい曲でしょう。こんなに夜空に似合うんですねぇ。（広規）』