【オンデマンド放送:2024.01.17放送回】

※一ケ月限定フルバージョンです。


先日、家の周りを散歩したら、プーンといい香りが。庭からはみ出して蝋梅が咲いていて、思わず鼻を寄せて香りを嗅いでしまいました。
風が運んでくれる花の香りに誘われて鼻歌歌って疲れるほど散歩してしまいました。
その鼻歌、曲のタイトルが出てこなくて、家に帰ってレコード棚へ。ありました!
今夜は、そんな アフリカの地名ではない 女性ポーカリスト ケニア 特集!

【今日の一曲目】
Brincadera / Kenia
(“Initial Thrill / Kenia” 1987年)
『この曲にハマってた80年後半は、ひたすらスタジオでレコーディング渡り鳥の日々で、1日のうちに何曲もタイプの違う曲を録音して、終わってスタジオから出ると空気みたいな音楽を聴きたくなるんですね。
このレコードは渋谷のciscoで、店長のヤナセくんに勧められて、アルバムのジャケ写にも、そそられて、ブラジルかな?と思って買ってみたら大当たり!それで、はまってたんですが、ほとんどの人は知らないだろうなぁ。
知られざる名盤です。(広規)』

 

【今日の二曲目】
Sim Ou Nao / Kenia
(“Initial Thrill / Kenia” 1987年)
『ケニアはドップリなボサノバっていうより、ポップがかってるんで、多分、拠点は西海岸なんじゃないかなぁって思って聞いてたんです。
ニューヨークで流行ってる感じはもっとクールなのが主流ですからね。
スタジオ仕事で耳の中が飽和した時に、乾いた風が吹いてくるようなサラーっとしたボーカルを聴くと耳垢が取れてスッキリしたような感じになったんです。六本木のごった返す人混みを縫いながらカセットウォークマンで聴いてると、ゴチャゴチャしてる周りの風景も遠くに行くようで、次のスタジオへの足取りも軽くなる感じ。
私にとってはオアシスな曲。
みなさんもちょっと疲れた時に聴くときっと心が軽くなりますよ。(広規)』

【今日の三曲目】
Initial Thrill / Kenia
(“Initial Thrill / Kenia” 1987年)
『散歩の時に不意に思いだした曲はコレです。メロディがウキウキしていて「梅の花咲いたー!」って感じでつい口ずさんでいました。
このアルバムのレコーディングメンバーは私が殆ど知らないミュージシャンなんですが、唯一、この曲のSaxはマイケルブレッカー。流石に耳慣れたプレイです。(広規)』

【YouTube で聴く】
BrincaderaKenia
https://www.youtube.com/watch?v=RKI-GHMsx5Q
Sim Ou NaoKenia
https://www.youtube.com/watch?v=3Zp1KVeERK0
Initial ThrillKenia
https://www.youtube.com/watch?v=3zEbRnfOZRA

正月が明けてからテトラゴンのレコーディングミックスの上がりをチェックしたり、スタッフからのリリース関連のあれやこれや、決めていくモノに目を通したりで、クラブ活動の部長さん役をしているようです。
ソロアルバムではないので、メンバーの意見や意向に右を向いたり左を向いたりしながらまとめ上げてくのも疲れはしませんが、今月はこれに、かかりきりになりそうです。

散歩はいい息抜きなんで、ケニアを思い出してよかった。
ふーっと気が抜ける音楽っていいもんですね。

では、今夜はこの辺で。
みなさま 良い夜を

伊藤広規 公式YouTube 再生リスト
https://www.youtube.com/c/itokoki1954/playlists

【伊藤広規 公式YouTube】
https://www.youtube.com/c/itokoki1954

【伊藤広規 公式サイト】
https://ito-koki.com/

【オープニングBGM】
Challi-Sienne / 伊藤広規 (“sometime somewhere” 1976)
SometimeSomewhere_伊藤広規
伊藤広規のソロアルバム
※ 全国CDショップ、itunes、伊藤広規公式サイトでお買い求めいただけます。