【オンデマンド放送:2024.01.10放送回】

※一ケ月限定フルバージョンです。


松の内が明けて2024年の生活が始まりました。
冬は本番という感じで、雪の便りを聞くと、スキーシーズンに心馳せてしまいます。
そこで、今夜はリズム体必聴!寒い夜に甘いソウルバラード!

【今日の一曲目】
You Turned My Whole World Around / Barry White
(“Song for someone you love / Barry White” 1978年)
『バリーホワイトの声のこの低音の魅力。たまりません。憧れのボーカリストです。
80年代初めの頃に仲間内でソウルバラードにハマっていて、どれだけ遅いバラードでプレーできるかと、青山純とスタジオ仕事の合間に、この曲のテンポで2人でよく遊びました。
8分の6拍子のバストラは1拍目の一発だけ。チチチ・チチチっとハイハットを叩いて、2拍4拍のスネア。ベースはボーンと1小節に2音だけ。
ここまでのスローなバラードをリズム体だけでずっと弾き続けるのは、まるで修行僧のようで、音の隙間だらけ。
多分ミキサールームのエンジニアは、アイツら何やってんだー?と思ってたでしょうね。
これほどのテンポの緩やかなバラードになると、ほとんどの人は手持ち無沙汰で我慢できなくて、叩きたい弾きたいと手もカラダもブレてしまう。
私も青山も速いパッセージは、出来て当たり前だったので、スローバラードのあり過ぎる隙間にノリを見い出す方が面白くて。
実はゆっくりな曲程、鋭いノリとスピード感が大事なんですねぇ〜。
このテンポのバラードは、多分バリーホワイトしか歌えないでしょう。
しんしんと降る雪を見てるのを思い描きながら、みなさんもこのスローバラードの隙間の美学を味わいながらしばし聞いてみてください。(広規)』

 

【今日の二曲目】
Yearning For Your Love / The Gap Band
(“The Gap Band III / The Gap Band” 1980年)
『この曲も80年代頃に仲間たちとハマった曲。
ソウルのパターンミュージックは、さほど遅くなくてもゆったり感があって心地いいですね〜。
ギターのカッティングとスネアが線路のように続いていて、そこをトロッコが滑るように走ってるみたいに私には聞こえるんですねー。
今ならDTMで音をコピペして貼り付けられるけど、同じパターンをずっと弾き続けることで、生演奏にしかない、時には揺れが大きくなったり小さく感じられて、グッとくるんですね。
この頃のパターンミュージックの魅力の一つですね。
しかも今流れてる曲はアナログレコードの音なんですよ〜。
先週トーベンとのライブで2曲歌ってみて、まだまだなんですが、練習すればなんとか歌えるかもしれないと、そそのかされて、イイ気になってます。
バリーホワイトばりの低音で歌うソウルな曲も作りたいですねぇ。(広規)』

 

【YouTube で聴く】
You Turned My Whole World AroundBarry White
https://www.youtube.com/watch?v=ZKT39mKZzh4
Yearning For Your LoveThe Gap Band
https://www.youtube.com/watch?v=yjAaX23O9WA

では、今夜のソウルバラードはこの辺で、
みなさま、良い夜を

伊藤広規 公式YouTube 再生リスト
https://www.youtube.com/c/itokoki1954/playlists

【伊藤広規 公式YouTube】
https://www.youtube.com/c/itokoki1954

【伊藤広規 公式サイト】
https://ito-koki.com/

【オープニングBGM】
Challi-Sienne / 伊藤広規 (“sometime somewhere” 1976)
SometimeSomewhere_伊藤広規
伊藤広規のソロアルバム
※ 全国CDショップ、itunes、伊藤広規公式サイトでお買い求めいただけます。