【オンデマンド放送:2023.07.19放送回】
※一ケ月限定フルバージョンです。
先週から大阪、名古屋、京都、と、新幹線の駅を行き来してて、すっかり関西人になったつもりになってます。
祇園祭の山鉾巡行は日にちが合わなくて観られなかったのですが、京都の街にコンコンチキチン、コンチキチンと祇園囃子が流れてるのを聞くと猛暑でも和める気になります。京都は大人の街ですね。
さて、今夜は、大人のソウルでいってみましょう。
【今日の一曲目】
Just To See Her / Smokey Robinson
(“One Heartbeat / Smokey Robinson” 1987年)
『先日、スモーキーロビンソンの新譜を手に入れて、家でじっくり聞いていたんですが、大人だなぁって感じで素晴らしい。今年83歳。ソングライターとして、シンガーとして、プロデューサーとして、ミラクルズからのキャリアは、もうすぐ70年。アンビリーバブルです。
この曲は87年の名盤。このアルバムが流行ってた80年代の最後の頃、スタジオの空き時間に、エンジニアと好きな曲をかけてたりしてたんですが、このアルバム、すごく音がいいんです。
スタジオで大音量でかけると、細かな音までクリアに聞こえるので、ますます好きになる。夜、星空見ながら夕涼の状況でも聴きたくなりますねぇ。
大人のソウルミュージック(広規)』
【今日の二曲目】
Jack and Jill / Raydio
(“Raydio / Raydio” 1978年)
『レイディオはレイパーカージュニアのバンドで、このあと、レイパーカーはソロ活動に転向するので、レイディオ名義ではこの一枚。
このアルバム、誰かに貸したままになってて、この曲1曲が忘れられなくて、しばらくしてからCDで買い直しました。
自慢なんですけど、レイパーカーさんとは一緒にレコーディングしたことがあります。ベースではないんですが、ハンドクラッピンクで。
誰のなんで曲だか忘れてしまったんですが、六本木ソニースタジオで、エポと、その一派と一緒に。
微笑みあったりして、会話はしなかったんですが、すごくジェントルマンでおだやかな感じの人でした。
大人のソウルを歌う人はやっぱり大人。(広規)』
【今日の三曲目】
Reunited / Peaches & Herb
(“2 Hot / Peaches & Herb” 1968年)
『ピーチイズ&ハーブはハーブ・フェームと女性ボーカルのユニット。
女性ボーカルは何度も変わってるんですが、私はこの曲のリンダ・グリーンが好きです。
アイズレーブラザースやスタイリスティックのソウル系のセレクトカセットを作る時のラストにこの曲はピッタリ。
車で聞いてると、一緒に乗ってる友達がこのカセット欲しいなぁと言われることが多くて、家に帰ってからせっせと同じセレクトカセット作ってあげてました。
1日に何本ものスタジオ仕事が詰まっていて、ジャンルも、雰囲気もそのたびに違ったものをレコーディングするので、1日の最後のスタジオから出ると、セレクトカセットを一本聴き終わるまで、遠回りして家に戻るっていうのが帰宅ルーティンでした。
この曲を聴くと、「あー、家に帰った」って感じになるのは、あの頃を思い出すからなんでしょうね。(広規)』
【YouTube で聴く】
Just To See Her – Smokey Robinson
https://www.youtube.com/watch?v=g5bvjUrVObk
Get It Up For Love – Raydio
https://www.youtube.com/watch?v=nHKc0XhFbIY
Reunited – Peaches & Herb
https://www.youtube.com/watch?v=m0vSKaS-MrA
みなさん、よい夜を。
・伊藤広規 公式YouTube 再生リスト
https://www.youtube.com/c/itokoki1954/playlists
【伊藤広規 公式YouTube】
https://www.youtube.com/c/itokoki1954
【伊藤広規 公式サイト】
https://ito-koki.com/
【オープニングBGM】
Challi-Sienne / 伊藤広規 (“sometime somewhere” 2013)
伊藤広規のソロアルバム
※ 全国CDショップ、itunes、伊藤広規公式サイトでお買い求めいただけます。