[FULL] 2023.05.31 第２９２回伊藤広規「旅と人と音楽と」

【オンデマンド放送：2023.05.31放送回】

※一ケ月限定フルバージョンです。

※アーカイブ・オンデマンドでは、トーク内容のみで楽曲はかけておりません。ご了承ください。

さて、今夜はベースがゴギゲンなバンドレッドホットチリペッパーズ❗️でお送りします。

【今日の一曲目】
Tippa My Tongue / Red Hot Chili Peppers
(“Return of the Dream Canteen / Red Hot Chili Peppers” 2022年)
『90年代の後半に斉藤和義くんのツアーをしたのがきっかけで、ドラマーの小田原豊くんと斎藤くんと「セブン」というバンドを組んだんですが、その当時にレッドホットチリペッパーズをよく聞くようになったんですね。
メロディーもリズムのパターンもシンプルで、聞き始めるとクセになるロックバンド。
しかもベースがいい。
どの曲もベースがアクセントになって、曲全体の輪郭がはっきりして聞こえるのがいいですね。
この曲は1番新しい昨年のアルバムから。
リズムは60年代70年代のパターンミュージックでメロディはポップ。
最近こういうバンドほとんど無くなった気がしてたんですが、「レッチリ」はスタイルを変えずやってるところがいいですね。
世界が時代とともに変わっていってもいいなぁと思う音楽は私にとっては変わらない。
そういえば、私もプロになってから半世紀近く、ベースのプレースタイルは変わってないですね。
「いいバンドにはいいベーシストがいる」ってことでしょうかね（笑）（広規）』

【今日の二曲目】
Californication / Red Hot Chili Peppers
(“Californication / Red Hot Chili Peppers” 1999年)
『この曲が流行った頃、山下達郎ツアーの他に中島みゆきさんのツアーもしていたので、旅へ行く新幹線や飛行機でイヤホンで音楽聴いてるといつも寝てしまって、子守唄のように聴いてた曲です。歌詞は過激なんですが、サウンド志向の私なので、なんだかよく眠れる曲なんですね。
改めて最近聴いてみたら、ワンパターンのギターのリフがいいですね。
そういえば、中島みゆきさんのステージで、本番前に紅茶を飲みすぎて、始まってからトイレに行きたくなっちゃったんですねー。まずい！
いつも3曲目が終わってMCがあるので、その間にさっと行こうと、暗転中にトイレに走ってたんですが、その日に限って会場のトイレはいつもより遠く、しかもMCはいつもより短くて。。。
ステージに戻ったら、全員を待たせていました！
ちゃんちゃん！
その日以来、３曲目あとのMCが終わると、みゆきさんは私の方を振り返って「居るわね」と言ってから4曲目が始まるようになりました。
ステージ前は紅茶に注意！でっすねぇ。（笑）（広規）』

【今日の三曲目】
Dark Necessities / Red Hot Chili Peppers
(“The Getaway / Red Hot Chili Peppers” 2016年)
『レッチリのベースはフリー（Flea）。派手なパフォーマンスやビジュアル系に見えがちなんですが、ハッキリした輪郭の音質のすごいテクニックのベーシストですね。
この曲の指弾きもスラップも、いい音なので耳が惹かれます。
私の好きなベーシスト、ラリー・グラハム、ジャコ・パストリアス、スコット・ラファロの3人に加えて、フリーも入れたいですね。あ！もちろん湯川トーベンも。それと自分もですね。（笑）
今月、湯川トーベンとふたりLiveがありまして、私のウクレレの曲「月暈」をトーベンのベースにのせて私はウクレレを弾いたんですが、すごくしっくりとウクレレが弾けるんですね。
やっぱりいいベーシストってのは、曲を包んでくれる役目なんですねー。
お便りに「ベースがいい曲を特集してほしい」といただいてもいるので、近々、私の好きなベース特集もしてみしょうかね。（広規）』