2022.02.09 第２２４回 伊藤広規「旅と人と音楽と」

【オンデマンド放送：2022.02.09放送回】

※アーカイブ・オンデマンドでは、トーク内容のみで楽曲はかけておりません。ご了承ください。
　
空気も水もいい八ヶ岳には良いスタジオがあって、いいテイクが多く録れました。
今夜は八ヶ岳で録った隠れた名演、ジョニー吉長のアルバム「Ｊ」を特集！
　
【今日の一曲目】
Relation Ship / ジョニー吉長
(“J / ジョニー吉長” 1993年)
『ドラマーのジョニー吉長のアルバム作りをしたのは、１９９０年前後。八ヶ岳のスタジオピープルで、ジョニーや森園勝敏と合宿しながらのレコーディング。
チョっと疲れると、気晴らしに、スタジオから車で１０分くらいのところのサンブイチ（三分一）という有名な湧水地にいっては水を汲んで帰る。美味しい水ってのは、カラダが生き返った感じになりますねー。スタジオに戻ると、またアイデアが閃いて、サクサク進むんです。
この曲のハモンドオルガンでベンドを使って弾いてるのはワタシです。誰もやってない技。自分で言うのも何ですが、Bassもカッコ良い。（広規）』

【今日の二曲目】
Gypsy Wind / ジョニー吉長
(“J / ジョニー吉長” 1993年)
『森園勝敏との録音はウマが合うのか、アイデアがどんどん出てきてやりやすいんてす。この曲は、録音してる時に変な曲、と思ったんですが、アルバムができあがって何度も聞いてる内に臭いモノ嗅ぎたさというか、どんどん引き込まれていった曲です。
２年くらい前に八ヶ岳にドライブに行って「スタジオはどうなってるかなぁー？」と立ち寄ってみると、廃墟になっててツタだらけの建物になってました。このスタジオでは松原正樹とのトライフォースとか自分の曲作りでも使ってたいいスタジオだったんですが。そんなふうにさみしさを感じながら、当時水を汲みに行った「三分一湧水」へも足を伸ばすと、なんと、美しい公園にグレードアップ！「水の味は？」と、飲んでみると、あの時と変わらない美味い水。水を入れる容器も売っていたので、たっぷり１０Ｌほどいただいて帰ってきました。（広規）』

【今日の三曲目】
Give Me Your Hands / ジョニー吉長
(“J / ジョニー吉長” 1993年)
『全編２コードの曲なんですが、Bassのパターンを変えたりシンセも入れて、展開がとてもカッコよくなった曲です。ありえないBassの遊び方が結構気に入ってます。アルバム全編、森園のGuitar。音楽活動を暫く休止してて、久々に復活した時のレコーディングです。ジョニーが亡くなってもう１０年。いい録音は心に残ります。こうやってリスナーにも聞いてもらえてよかったです。（広規）』


　
【YouTube で聴く】
ジョニー吉長＆LOVE CHILD
江戸家画報-参之巻-その2 森園勝敏 伊藤広規 90年のLiveより
https://www.youtube.com/watch?v=j2DRNLJM9xQ
　
【エピソード写真館】
先日、散歩したら、湧水を発見。おっ嬉しい！と、近づくと「飲料水ではありません」の看板。そう言われると、美味しい水が飲みたい！と八ヶ岳の風景を思い出しました。
八ヶ岳には環境の良いスタジオがあって、空気も水もいいのか、いいテイクが多く録れました。
　
２年くらい前に八ヶ岳にドライブに行って「スタジオはどうなってるかなぁー？」と立ち寄ってみると、廃墟になっててツタだらけの建物になってました。このスタジオでは松原正樹とのトライフォースとか自分の曲作りでも使ってたいいスタジオだったんですが。

そんなふうにさみしさを感じながら、当時水を汲みに行った「三分一湧水」へも足を伸ばすと、なんと、美しい公園にグレードアップ！「水の味は？」と、飲んでみると、あの時と変わらない美味い水。水を入れる容器も売っていたので、たっぷり１０Ｌほどいただいて帰ってきました。

【オープニングＢＧＭ】
Challi-Sienne / 伊藤広規 (“sometime somewhere” 2013)

伊藤広規のソロアルバム
※ 全国CDショップ、itunes、伊藤広規公式サイトでお買い求めいただけます。

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