【オンデマンド放送:2025.09.17放送回】

※一ケ月限定フルバージョンです。


暑さはまだ止まらないですね。
雨が降るたびにほんの少しづつでも秋になっていくかと期待しながらも、いつもの秋はなかなか来ない。
あー暑い秋。
それでも夜になると鈴虫の声。
秋は夜からやってくるのかもしれませんね。

さて、今夜はゆっくり聞ける名盤アートガーファンクルのFate for Breakfast から。


【今日の一曲目】
In A Little While (I’ll Be On My Way) / Art Garfunkel
(“Fate for Breakfast / Art Garfunkel” 1979年)

『このアルバムは全曲素晴らしくて、選曲順もいいんですね。
レコードのA面1曲目からすーっと入ってきてB面にひっくり返して聞き終わると、またA面からかけ直してと。
いつもはレコードがすり減るのがイヤで、すぐにカセットに録音して聞くことが多かったのですが、このアルバムは何度もレコード盤をひっくり返しては聴いた1枚です。部屋で一日中聞いて、カセットに入れて、青山に聞かせたら、おー、イイねと2人でハマって、しばらく車ではこのアルバムばかり聞いてました。
この曲のベースはデニス・ベルフィールド、ルーファスの最初の頃に弾いてました。
あちこちのアルバムでのクレジットが多いわけではないんですが、この曲はジャズベースで弾いてますね。
しっくり来る、いいベースです。(広規)』

【今日の二曲目】
Since I Don’t Have You / Art Garfunkel
(“Fate for Breakfast / Art Garfunkel” 1979年)

『このドラムはスティーブガッド、このスローな曲でもスネア1発で「あー、ガッドさんですね」とわかる。
ローズはリチャードティー。
このメロウな雰囲気にアートガーファンクルのボーカルが映える。
サックスはマイケルブレッカー、こうも名前がわかる音とグルーヴを持ってるミュージシャンがプレーすると、いい曲はさらに倍増しますね。
このアルバムを聴いてた頃は俺も青山もまだ駆け出し。達郎のステージをはじめる前くらいの頃にこのアルバムを聴いて、自分のプレーのスタイルを作り出す修行のように2人で時間があればセッションして、あーでもないこーでもないと面白がってのめり込んでました。
特にスローな曲はすごく好きで、2人でどれだけゆっくりでプレーできるかとか、どれだけ少ない音でプレーできるかとかも試したりして。
この曲を聴いてるとその頃のことを思い出します。(広規)』

【今日の三曲目】
And I Know / Art Garfunkel
(“Fate for Breakfast / Art Garfunkel” 1979年)

『この曲はアルバムの三曲目。
このアルバムは並び順がいいので、今夜はその順に流してます。
アルバムの1曲1曲、それぞれ異なるソングライターが手掛けて、優れたアレンジとホントに質の高いミュージシャンで作り上げて、アートガーファンクルのボーカルが美しく引き立って。
完成度の高い傑作になってる。(広規)』

このあとも、そのままお聞かせしたいんですが、今夜はここまで。
また、いつか続きをしますね。
今夜は、レッドシューズでテトラゴンの夜遊びライブの真っ最中。
みなさまには、秋を感じるよい夜が過ごせるような選曲にしてみました。

では今夜はこの辺で
みなさま よい夜を

伊藤広規 公式YouTube 再生リスト
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【伊藤広規 公式YouTube】
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【伊藤広規 公式サイト】
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【オープニングBGM】
Challi-Sienne / 伊藤広規 (“sometime somewhere” 2012)
SometimeSomewhere_伊藤広規
伊藤広規のソロアルバム
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