【オンデマンド放送:2025.06.18放送回】

※一ケ月限定フルバージョンです。


先週は爽やかな札幌で過ごして戻ったら我が家のテラスのサヤインゲンは嬉しそうに花を咲かせてましたけど。
この湿度の高いムレムレは何だかって感じですね。
先週、スライ&ファミリーストーンのスライストーンの訃報が飛び込んできて、コイツは死なねえ!と思ってた私のヒーローがまた1人天国に旅立ってしまった。
でも心からは永遠に消えません。
今夜はスライストーンを偲んで。

【今日の一曲目】
Stand! / Sly & The Family Stone
(1969年)(“After Midnight / Sly & The Family Stone” 1969年)
 


 

『The Sounds of Rock Revolutionっていう「ニューロック」と呼ばれ始めてたバンドを集めたコンピレーションアルバムにこの曲が入ってて、かなり気になったバンドでした。
このアルバムはジャニスジョップリン在籍のビッグブラザース&ホールディングカンパニーから始まってBST、シカゴ、、アルクーパー、フリードウッドマック、ジョニーウィンターなんかが収録されてて、全曲60年代の最後あたりにロック革命と呼ばれるムーブメントから生まれた、自分にとって初めて聞くバンドばかり、周りで知ってる奴も殆どいなくて独り占めで夢中で聴いてました。
全アーティストに特質があって!このアルバムに出会えた事で自分も、このジャンルの音楽通になれた気がしました。(広規)』
 

【今日の二曲目】
Thank You / Sly & The Family Stone
(1969年)(“After Midnight / Sly & The Family Stone” 1969年)
 


 

『志賀高原のホテルでバンドをしてた後に、たしか1975年頃かなぁ。志賀高原で出会ったミュージシャンの友達の友達にベースで箱バンを手伝ってくれと言われて。
まず行ったのは大宮の「キャバレーウラシマ」
そのうち飽きて来るので楽器を変えて演奏しようという事になって、Drの人とベースを交代したら俺の方がDrが上手くて、その人は帰ってしまって焦りましたが、すぐ自分の友達のドラマーを呼んで何とか、お店との契約違反にならずに済みました。
その翌月は小岩のディスコ。フィリピンのバンドの対バンがいて1日3ステージずつ演ってました。結構良いバンドでした。
キャバレーでは歌謡曲と演歌ばかりでしたが、今度はディスコなので、選んだディスコナンバーの中に、このサンキューが入ってまして、スライアンドファミリーストーンのベースのラリーグラハムの事は全然知らなくて、そんな時に、ソウルトレインでスライアンドファミリーストーンが生演奏してるのをみて、ラリーグラハムのスラップの親指のしなやかさに驚いて、なに?この動き。
そのファンクな曲のスラップベースがハードロックの、大好きな歪んだGuitarを超えて私のハートにグサッと刺さって。
ここからスラップベースが世の中に浸透してゆくのです。
スライストーンはキーボードに、時にはギターで歌う。
Drだけ白人、ホーンセクションに一人女子のトランペットがいる少し変わった編成のバンドで殆ど皆、アフロヘアーにパンタロン。
自分はアフロヘアはしたこと無いんですが。Gパンのパンタロンにロンドンブーツは履いてました。
四ツ谷のSAシューズという靴屋で、その頃は日本で、そこでしか売ってませんでした。知ってるミュージシャン、芸能人、友達で、その店を知らない人はいないくらい有名でした。
かかとが10cmあるので駅の階段を降りる時はすごく怖いです。
ロンドンブーツといえば、達郎さんのバンドに入ったばかりの頃、平塚でコンサートがあって、黒いベルベットのパンタロンにロンドンブーツを履いてステージに立ったんですが、時はすでに時代遅れなので、その後はスタイリストさんを付けてくれる様になりました。(広規)』
 

【今日の三曲目】
If You Want Me To Stay / Sly & The Family Stone
(“Flash / Sly & The Family Stone” 1970年)
 


 

『この曲のベースライン、いいんですよ。
小比類巻かほるさんの「Hold on me」をレコーディングの時、ふとこのベースパターンが浮かんで、アレンジャーの土屋正美とエラく盛り上がった事があります。
気がついたらあっという間に大ヒットになって。
その時の小比類巻のマネージャーが江藤監督の娘さんで私の大ファン、この「Hold on me」のレコーディングが終わってからベースだけを左チャンネルで、あとは全部右チャンネルにして!とマネージャーの権限でアシスタントミキサーの人に頼んでカセットに入れて聴いて喜んでるんですねー。あとでそのカセットをダビングしてくれて、左チャンネルだけで聞くと、裸にされたベース!
非常に照れますが、だいぶ慣れました。(広規)』
 

*資料 小比類巻かほる Hold on me
https://youtu.be/2fYI-2EhwE4?si=gwnrKZvO6o8eGamz
 

【YouTube で聴く】
Stand!Sly & The Family Stone
https://www.youtube.com/watch?v=GpUfuG8f4c4&list=PLNPGM2D7aODezX7xzWkxixoEtVxZYUhLm
After MidnightSly & The Family Stone
https://www.youtube.com/watch?v=-T9vmaTI2LE
If You Want Me To StaySly & The Family Stone
https://www.youtube.com/watch?v=ko1SCFK5-Vg&list=PLRNn6m4AKscbLPzLMP2UDoAel5Di__Pw9&index=17
しかし、ファンクミュージックがこれほど自分に影響を与えてくれたことに感謝です。
スライストーン、ありがとう。

では、今夜はこの辺で。
みなさま 良い夜を。

KOKI Tetragon 公式YouTube 再生リスト
https://www.youtube.com/c/itokoki1954/playlists

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【オープニングBGM】
Challi-Sienne / KOKI Tetragon (“sometime somewhere” 2012)
SometimeSomewhere_KOKI Tetragon
KOKI Tetragonのソロアルバム
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