[FULL] 2024.10.23 第３６５回伊藤広規「旅と人と音楽と」

【オンデマンド放送：2024.10.23放送回】

先週末は長岡のおぐにの森でのライブに行って秋の味覚を楽しみながら秋を満喫してきました。
新米のおにぎりは新潟の最高のご馳走ですね。
野外のライブはなんであんなに気持ちいいんでしょう？
森に遊びにきているお客様も楽しんでもらえました。

さて、今夜は私と青山純『A＊I』
リズムだけでつづるグルービー特集！

【今日の一曲目】
Dinosaurs / 伊藤広規
(“sometimes somewhere / 伊藤広規” 2008年)

『この録音は2004年の軽井沢の江戸原ペンションのスタジオでの2人のセッション。
Vベースというベースシンセサイザーを駆使して、青山純とセッションしたテイクです。ちょうど2人で軽井沢でグルーヴセミナーをしに行って、セミナーの前にサウンドチェックしようと弾き始めたら、いい感じになったので、そのままレコーディングしたものです。
80年に入る前から青山とは時間さえあればよく2人だけで合わせてました。
それが練習なの？と聞かれると、リズムだけの2人で合わせるのか面白いから。という答えになりますね。
野球のピッチャーとキャッチャーが、キャッチボールしたくなるみたいなもんかな。
短くするのにエディットしながら、恐竜がドスンドスンと大平原を歩くみたいに聞こえたのでDinosaurs(恐竜,ダイナソー)というタイトルにしました。
車でこの曲を聴いてて、この２人は本当に息が合ってるって、改めて感じました。
世界広しといえどドラムベースだけの曲ってのは俺たちしかやってないかも。（広規）』

【今日の二曲目】
Earthquake / 伊藤広規
(“sometimes somewhere / 伊藤広規” 2008年)

『この曲も2008年のソロアルバムに収録してます。プラケースの初版は売り切れたので2012年に紙ジャケでボーナストラックを追加して再販したんですが、プラケースの初版を持ってる方、高くなってるかもですよー。（笑）
この曲のタイトルはearthquake大地震。
再発したのは東日本大地震の後だったので、あまりにジャストフィットなタイトルに、この曲をぜひ聴いてほしいとは、あまりいえなくなってました。
メロディーが無いのにグルーヴだけで充分楽しめるし、演ってる青山と私はシンクロするリズムのフレーズを網の目のように拭いながらゲームするかのごとく面白くていつまでも止まらなくなってしまう。録音は30分ノンストップのテイクだったので、編集するのは大変でした。（広規）』