[FULL] 2024.08.21 第３５６回 伊藤広規「旅と人と音楽と」

【オンデマンド放送：2024.08.21放送回】

お盆と夏のお休みで故郷や旅行を楽しむはずが、地震警戒や台風に惑わされた方も多かったでしょうね。

さて、今夜はそろそろ夏の終わりを感じたい気分でイリアーヌ・イライアスのボサノバ。

【今日の一曲目】
They Can’t Take That Away from Me / Eliane Elias(イリアーヌ・イリアス)
(“Bosa Nova Stories / Eliane Elias” 2008年)

『イリアーヌを知ったのは、このアルバムをリリースしてすぐの2008年頃。
サックスの土岐英史さんにジャズの美味しいアルバムを時折教えてもらっていて、その中の一枚。
イリアーヌ本人は歌よりピアニストとしての技量に自信があるらしいのですが、ウィスパーのボーカルは絶品ですね。人の評価は本人の意思とは違う時もあるんですね。

この年に初めて訪れた西表島のペンションの芝生のテラスで、夕陽時に海風にあたりながら聞いて、なんて似合うんだーと感動して、それ以来イリアーヌ を聴くと西表島の夕陽と湿っているのに気持ちいい風を思い描いてしまいます。
このアルバムのプロデューサーはパット・メセニー・グループのベーシストでもあるスティーヴ・ロドビー。センスが光ってますね。（広規）』
 

【今日の二曲目】
Desafinado / Eliane Elias
(“Bosa Nova Stories / Eliane Elias” 2008年)

『これはジョビンの曲。曲の良さに加えてちょっと軽快なイレーヌの声で暑苦しくない。

西表島でクルーザーで島の裏側にシュノーケリングに何度か行ったことがあって、驚くほどの澄んだ海の中は、とても珍しい青い珊瑚が、手が届くように近くに見えて、ウミガメまで泳いでる。
昼食は、海の中に入って円筒状の物に釣り糸を巻いたのを垂らして、魚釣り。
竿は無いので、船のすぐ下にいる魚を狙うんですが、狙ってる魚が、なかなか釣れなくて、違う魚に餌を取られてしまう！餌はサンマの切り身。かなり魚の好みの様で、あ！釣れたと思うと、また違う魚、この魚は食えないらしい。そしてやっと狙う魚が釣れて、海の中では大きさが20〜30cmのはずが、海から顔を出すとせいぜい10cmの魚。お腹は空くし取れた魚は小さい。
それでも何度かトライして、浜辺に上がってから皆で釣った魚を刺身や焼いたりの最高なランチ！
このアルバムはジョビンのあの曲この曲が詰まっていてかなりおすすめです。（広規）』

【今日の三曲目】
Photograph (Fotografia) / Eliane Elias
(“Dreamer / Eliane Elias” 2004年)

『オーケストラのストリングスにマイク・マイニエリのヴィブラホーンが薄ーく聴こえるのが さざなみのようで、色っぽいですね。
このピアノは音数が少なめでいい。
ボサノバは、暑い夏のかき氷のようにスーッと涼しさを感じられるところが好きですね。
夏の海ばかりでなく、冬の雪山を眺めても似合うんですよ。
まあ、一年中似合う曲ではありますが。（広規）』
 

・伊藤広規 公式YouTube 再生リスト
https://www.youtube.com/c/itokoki1954/playlists

【伊藤広規 公式YouTube】
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【伊藤広規 公式サイト】
https://ito-koki.com/

【オープニングＢＧＭ】
Challi-Sienne / 伊藤広規 (“sometime somewhere” 2012)

伊藤広規のソロアルバム
※ 全国CDショップ、itunes、伊藤広規公式サイトでお買い求めいただけます。

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