[FULL] 2023.10.11 第３１１回伊藤広規「旅と人と音楽と」

【オンデマンド放送：2023.10.11放送回】

ひと雨ごとに秋は深まってきました。
ツアーの旅で家にいることは少ない秋ですが、旅先に向かう列車や飛行機から景色を見るのも秋を感じていいですね。
さて今宵は、今、ツアー真っ最中のKoki Tetragonからひとつまみ！

【今日の一曲目】
The Joker / Koki Tetragon
(“Classiy Rock GIG at StoryMonday / Koki Tetragon” 2017年)
『何度もテトラゴンの話はしていますが、改めて。
テトラゴンは、ドラムに四人囃子出身の岡井大二、ギターにヘビメタ、サブラベルズ出身の松川純一郎、そして、ニューウェーブのパール兄弟出身の窪田晴男と、私、伊藤広規の4人のバンド。
みな、異なったフィールドで長いこと活動しながら、このメンツで初めてセッションしたのは2016年の10月。そのライブは、それまでの私がしてきたセッションGIGの中でダントツに気が合うプレーだったので、それまで考えてもいなかったセッションGIGを聞かせたい！と、2017年1月に、このメンツでの二回目のセッションをレコーディングしてCDとDVDとしてリリースしました。
バンド名のテトラゴンは正方形という意味。
マーシャルの牛澤滋由貴さんがリリースのために名付けてくれて、怪獣の名前ではないんですけど、スタッフから怪獣の名前みたいでイイ❗️と、ゆるキャラのテトラゴン怪獣まで作ってしまいました。
テトラゴンはカバー曲中心にセッションGIGを続けていたんですが、コロナ禍で中断を余儀なくされて、今年に入ってコロナ禍も明けたと、久々にメンバーで合わせたら、オリジナル曲がどんどん増えて来てるんですねー。メンバーの出身ジャンルがみな違うので、新曲を作ると、ブルースだったりニューウェーブだったり、ファンクにソウルまで。ノンジャンルになってきました。
今進んでる「秋もスキ！ツアー」では、そんなオリジナル曲もセットリストに盛り込みながらのプレーを届けてます。（広規）』

【今日の二曲目】
I Got The Same Old Blues / Koki Tetragon
(“Classiy Rock GIG at StoryMonday / Koki Tetragon” 2017年)
『1曲目のJokerは、ステーヴ・ミラーバンド。
この曲はレイナードスキナードの70年代の曲。
どちらも、アメリカンブルースとかサザンロックの曲。私達年代のミュージシャン好みの曲です。
70年代のブルース曲が収録曲に多いので、CDのタイトルも「Classiy Rock GIG」松川純一郎のイカしたブルージーなフレーズと、窪田晴男のギターは坂本龍一氏にエディー・マルチネスのよう！と称えられるのがわかるなぁっと思うような、鋭くてアウトしたコードワークがたまらない。バンドで音を合わせながら毎回ギョ！っと驚かされます。
岡井大二と私は、こういう曲の時は、シンプルにグルーヴを楽しんで弾いてます。
ライブではオリジナル曲が増えてきたので、今回のツアーではこの曲は演らないんですが、このテイクはすごい気に入ってます。（広規）』