【オンデマンド放送:2021.04.28放送回】

※アーカイブ・オンデマンドでは、トーク内容のみで楽曲はかけておりません。ご了承ください。
 
先週だけでは話しきれなかった「ソングライター滝沢洋一さんとマジカルシティ」特集の第2弾!
今夜は私のレコードプレーヤーの音でお楽しみください。

 
【今日の一曲目】
[A-1] 最終バス / 滝沢洋一
(“レオニズの彼方に / 滝沢洋一” 1978年)
『レコードの音はやっぱりふくよかでイイですね。
この曲が話題になって、アルバムが出るきっかけになった曲です。アレンジは佐藤博さん(pf)、林立夫さん(dr)、伊藤広規さん(e.b)、松木恒秀さん(e.g)。ゴージャスな演奏陣です。
この曲のデモをマジカルシティで録った時、青山純が新川博に「ヘタくそ!」と言われ、ギャランGTOの後ろ座席とトランクにドラム、スキーキャリアにベースアンプを縛り付けて山道を走り、2人で志賀高原へリズム合宿しに行ったんです。
合宿して帰ると、周りから「上手くなった」「スゴイ!」などほめまくられ、しかし「これはオレたちを落とし入れる陰謀に違いない!」と耳を貸さないようにしてたんです。でも確かにこれを境にサポート仕事がどんどん入ってき始めました。(広規)』
("レオニズの彼方に / 滝沢洋一" 1978年)
Magical City
【今日の二曲目】
[B-2] ラスト・ストーリー / 滝沢洋一
(“レオニズの彼方に / 滝沢洋一” 1978年)
『この曲はドラム青山純20歳。ベースの私は23歳。若い!デモのカセットテープがあったら青山のバタついたドラムや、オレのベースらしくないプレーも比較できるんですが、自宅のどこかにあると思います・・・。
この音源を聴くと、二人共まだ若い感じがあるけど、超一流のミュージシャンに囲まれて、プレーするのにだんだん慣れてきた頃ですね。若いのに割とイイ出来ですね。(笑)
それにしても鈴木茂さん(e.g)、佐藤博さん(pf)は素晴らしい。(広規)』
【今日の三曲目】
[A-5] 白い時の流れに / 滝沢洋一
(“レオニズの彼方に / 滝沢洋一” 1978年)
『林立夫(dr)、高水健二(b)、吉川忠英(ac.g)。スローテンポなのにウキウキするようなアレンジも素晴らしい。
アルバムに入らなかった曲ですが、佐藤博さんアレンジの最初の出会いの「日よけ(仮タイトル)」という曲が自分的には凄く気に入ってて、俺と青山と牧野と新川が凄く絡み合って良かったんです。レコーディングして凄くカッコ良かったのにアルバムには入らなかった、という曲が私の場合、結構沢山あります。(広規)』
 
【YouTube で見る】
Yoichi Takizawa – Leonids No Kanata Ni (1978) [Full Album]
https://www.youtube.com/watch?v=LC01yASxVh4
 
資料:
新川博Blog 2009.3/26 「Hi Fi Set」
https://shinkies.typepad.jp/blog/2009/03/hi-fi-set.html
新川博Blog 2009.6/1 「マジカルシティ」
https://shinkies.typepad.jp/blog/2009/06/magical-city.html
[TOWER RECORDS online]滝沢洋一唯一のアルバムが初CD化!
https://tower.jp/article/feature_item/2015/06/18/0703
 
『まぐまぐニュース』
シティ・ポップの空を翔ける“一羽の鳥” ?作曲家・滝沢洋一が北野武らに遺した名曲と音楽活動の全貌を家族やミュージシャン仲間たちが証言。その知られざる生い立ちと偉大な功績の数々
https://www.mag2.com/p/news/492933
 
【エピソード写真館】
このアルバム「レオニズの彼方に」は、あまり売れなかったんですけど、ライブをしなかったからかな? デモも録って、レコーディングもして、なんでライブをしなかったかの理由は覚えてないんですが。
今回、掘り起こしてもらえて嬉しいアルバムの一枚です。まぐまぐニュースの田端さん、ほんとにありがとうございました。
 
滝沢さんは、このアルバム「レオニズの彼方に」の後は作曲家としてたくさんの人に曲を提供していたんです。
まだまだ眠っている録音した曲があって、セカンドアルバムも準備が始まったようです。リリースできたら、その時はマジカルシティでプレーを再現できたら、と。青山の代わりは青山の倅に頼もう。
 
【今週のいとうこうき】
今週のドライブ。
足尾銅山そばの渡良瀬川せせらぎ鉄道の水沼という駅の温泉で。
足尾銅山そばの渡良瀬川せせらぎ鉄道の水沼という駅の温泉で。
金精峠から中禅寺湖へ。後ろは男体山。
金精峠から中禅寺湖へ。後ろは男体山。
 
やっとひとつの嬉しいことを話せたんですが、あと二つ、またまた、来週以降のお楽しみということで。
 
【オープニングBGM】
Challi-Sienne / 伊藤広規 (“sometime somewhere” 2013)
SometimeSomewhere_伊藤広規
伊藤広規のソロアルバム
※ 全国CDショップ、itunes、伊藤広規公式サイトでお買い求めいただけます。