【オンデマンド放送:2024.09.11放送回】

※一ケ月限定フルバージョンです。


ようやく秋の空になりました。暑さはまだ夏ですが、気分は秋。いい季節ですね。
私ごとですが、8月末に不意に体調を崩してご心配をおかけしました。
皆さんからのお見舞いの言葉をたくさんいただき、ありがとうございました。
もうすっかり回復しました。

ということで、今週もディスコバンドSwitchの続きをいってみましょう!

【今日の一曲目】
You’re The One For Me / Switch
(“Switch2 / Switch” 1979年)


 

『70年代最後くらいから渋谷のCiscoというレコード店によく入り浸ってて、お店が終わってから店長のヤナセ君の紹介で聞いてたレコードの一枚。
ミュージシャン仲間との情報交換の場だった、こういうレコード屋はあの頃はたくさんありました。
コンピュータのネットサーフィンもスマホもまだなかった時代なので、音楽のアンテナはレコード店とFENだったんです。
この頃は名曲の宝庫で、何度も聞きたいと思う曲がゴマンとある中で、どのレコードを買うかを悩みながら過ごしました。
Switchのちょっと甘めなスイートソウルは大好物。しっかしまぁ高いファルセットでっすねぇ。(広規)』
 

【今日の二曲目】
Without You In My Life / Switch
(“This Is My Dream / Switch” 1980年)


 

『ベースの「ペッ!」っというプルの音。へ〜〜プルっていうんだ〜。
ベースの弾き方は教えてますが弾き方の名称っていうのが私は全然知らなくて、弟子に教わってます。
で、この頃のソウルフルな曲では、短いプルが流行っていて、青山純と聞きながら「ペッ!」が「お子ちゃまー」なんて言ってて、自分たちの音のことは重厚にベキ!ダフシ!とか言ってました。
ダフシとは青山のベードラの音で、鳴った後に会場の壁が軋(きし)む音までを表現した言葉ですね。
2人でコピーしてよく合わせて遊んでたこの曲のフレーズ。
こんなスローな曲ほど、プレーする時は、鋭くクールにならないと、もったり聞こえてしまうんです。
歌に流されるな〜!と、滝に打たれる修行僧の心境です。(笑)
昔から速めな曲よりゆったりした曲の方がプレーするのは好きなんですが、最近は特に空想に浸れるくらいのゆっくりの曲が好きになっちゃいましたねぇ。
テトラゴンの新しい曲もこんなスイートソウルバラードがあります。
弾いてて楽しいんです。乞うご期待!(広規)』

【今日の三曲目】
This Is My Dream / Switch
(“This is my Dream / Switch” 1980年)

『ギラギラ太陽の夏が過ぎて、鈴虫の声と一緒に聞くスイートソウル。
夏の終わりに体調を崩して数日病院で過ごしながら、元気になったら聞きたいなぁと思ってた曲。
この頃のソウルは、ブラスもストリングスもたっぷり入っていて、聞いていて夢が広がります。
今時のDTMの音楽より、人力の音楽は、アンバランスさも加わってやっぱりふくよかでいいですね。(広規)』
 

もう、病もすっかり治ったので、今週から、また旅ガラス。
旅のお供に秋に似合う曲をプレイリストに、たっぷり入れて楽しみながら過ごせそうです。

2週続けてSwitch特集、いかがでしたでしょうか?
では、今夜はこの辺で
みなさま 良い夜を。

伊藤広規 公式YouTube 再生リスト
https://www.youtube.com/c/itokoki1954/playlists

【伊藤広規 公式YouTube】
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【伊藤広規 公式サイト】
https://ito-koki.com/

【オープニングBGM】
Challi-Sienne / 伊藤広規 (“sometime somewhere” 2012)
SometimeSomewhere_伊藤広規
伊藤広規のソロアルバム
※ 全国CDショップ、itunes、伊藤広規公式サイトでお買い求めいただけます。