[FULL] 2023.08.02 第３０１回伊藤広規「旅と人と音楽と」

【オンデマンド放送：2023.08.02放送回】

※一ケ月限定フルバージョンです。

※アーカイブ・オンデマンドでは、トーク内容のみで楽曲はかけておりません。ご了承ください。

8月になりましたね。猛暑がピーク！
先週　実家の足立にある西新井大師にお参りに行ったら、風鈴祭りをしていて暑い境内(けいだい)の中でチリンチリンと風流な音に、つられてつい風鈴を買ってきてしまいました。
部屋の中のクーラーの当たるところに吊るして、チリンチリンと涼しげな音を楽しみながら冷たいビール。あー美味い！部屋リゾートは最高！
てな訳で、今夜は涼しい部屋で大人のリゾート！

【今日の一曲目】
Verão (ベロオ)(夏) / Rosa Passos
(“Pano Pra Manga (パノパラマンゴ) / Rosa Passos” 1996年)
『ローザ・パッソスの中で特に気に入っている1曲で、「夏のリゾートで聴きたい曲」のセレクトプレイリストに入れているんですが、曲のタイトルのアルファベットに、ニョロリが付いているし、なんて読むのかわからなくて、調べてみたら、「ベロオ」
「夏」というポルトガル語。
読めなくても音楽聴いてると曲のイメージは伝わるんですね〜。
風鈴のチリンチリンを聴きながら部屋で聴きたい夏のリゾート曲です。

「夏といえば海だ、山だ、タツローだ！」で、達郎さんのツアーの真っ只中。
どこにいってもステージは素晴山で文句のつけようがないですね。自画自賛。
今年からギターに鳥山雄司が入ったんですが、彼とは1981年に佐藤博ハイタイムスや彼のデビューのソロアルバムからの付き合いなんですが、最近は一緒に演ることがなかっただけに久しぶりだし、進化した鳥山くんのプレーも新鮮です。
今年の夏は海に行けそうにないけど、ツアーで夏を楽しめるし、部屋ではリゾート映像を見ながら、涼しい夏を楽しもう^_^（広規）』

【今日の二曲目】
What Are You afraid of ? / Tony Bennett

『トニー・ベネットは子供の頃から聞いてました。
家のステレオで、兄貴のレコードの中にあって。
1960年から70年以上、この忘れられない歌声。
先月96歳でお亡くなりになったとニュースで知って大往生ではあっても残念です。ご冥福をお祈りします。
この曲は、60年代の匂いのする名曲ですね。

そう、我が家のテラスでレモングラスを育ててるんですが、この暑さとツアー中で水やりができなかったりするので、カラカラになって。
でもよく考えたらレモングラスティーにするのは葉っぱを乾燥させなきゃいけないので、刈り取ってすぐに美味しいお茶が飲めるのは楽ちん。カラカラ天気も悪くないですね。
涼しい部屋で真っ青な空を眺めながら飲むレモングラスティー、カラダがひんやり。最高！（広規）』

【今日の三曲目】
Here’s To Life / Shirley Horn

『ジャスシンガーでピアニストの草分け、シャーリーホーン。
この曲のタイトルのドキュメンタリー映画にもなってます。
19歳頃に冬のスキー場のバイトがない夏にいっとき、日本橋の喫茶店で仲間とウェイターのバイトしたことがありまして。その店は一日中、ジャズをかけてるんです。
バイトしながら音楽聴けるのは嬉しかったですねー。まかないのハンバーグも美味しかったし。
その時にシャーリーホーンもかかって好きになった。
艶っぽい声が店内に響くと、コーヒーを運びながらなんだか大人になった気分になる。
日本橋の外の雑踏とはうってかわって、店の中だけは落ち着ける場所でした。（広規）』