【オンデマンド放送：2020.06.10放送回】
※アーカイブ・オンデマンドでは、トーク内容のみで楽曲はかけておりません。ご了承ください。
南の方から梅雨入りしてきましたね。
この時期の楽しみはホタル！あちこち探りを入れてます。
今夜は『Up on the roof』特集
【今日の一曲目】
Up on the roof / LAURA NYRO
(“Christmas and the Beads of Sweat(魂の叫び) / LAURA NYRO” 1970年)
『先週ローラ・ニーロをかたっぱしから聴いてたら、この曲のカバーが良かったので。派手な装飾のいらない１匹のホタルのようで和みます。
毎年梅雨の最中、相模原のたんぼの雑木林に懐中電灯を持ってホタル探し。明かりをちょっとだけ点けると、それに反応してプーンと小さな光が一つ、暗闇を泳ぐように。１匹しかいないのかなと、また明かりを点滅させると、もう１匹プーンと。幻想的な光を発しながらホタ子とホタ郎。勝手に名前を付けさせていただいた２匹に出会えました。（広規）』
【今日の二曲目】
Up on the Roof / Carole King & James Taylor
(“Live At Troubadour / Carole King & James Taylor” 2013年)
『本家キャロルキング＆ジェームステーラーのＬｉｖｅバージョンです。
初めて西表島に行った１１年前の５月。ホタルが見られると、夕暮れにあぜ道を森に向かったんです。暗さに目が慣れると、小さな光があとからあとからクリスマスのイルミネーションのように輝きだすんです。
「八重山ホタル」という日本で１番小さな蛍で体長は５ｍｍくらい。頭の上をフワフワ漂う様に何百もの光！さながらホタルの大宴会。民宿までのマイクロバスの中まで一匹のホタルが乗り込んでくれました。あーホタ子～！また逢いたい！（広規）』
【今日の三曲目】
Up on the Roof / K.K. Session feat.Shanti(vo)
(“sometime somewhere / Koki Ito” 2012年)
『明治時代の財務省の煉瓦造りのビルにある横浜の異国情緒豊かなカフェ「Zaim CAFE」で、２００５年から毎月アコースティックライブをしてました。これはシャンティ(vo)が遊びに来てくれたときのテイク。ここではいつもリラックスした感じで録音できてたので、ソロアルバムに入れました。
Zaim CAFE の建物は修復が必要だと閉鎖されてしまったのですが、煉瓦造りの空間は音が良くて、演ってる方もお客さんも気持ちの良い場所でした。
どこもホタルが減ってしまったのが、この１０年くらいであちこちでホタルが復活して見られるようになってきてます。Zaim CAFE もまた復活するといいなぁ。（広規）』
【YouTube で見る】
Up On The Roof
https://www.youtube.com/watch?v=xPEkGMger-o
UP ON THE ROOF
https://www.youtube.com/watch?v=7Xegs8ZxAs0
【エピソード写真館】
2008年3月のKK session (伊藤広規・南沢Kaz)ゲストにSHANTI(vo)と西山Hank(g)
今はなき、横浜『ZAIM cafe』の店内。
今はなき、横浜『ZAIM cafe』の外観。
【今週のいとうこうき】
さて、来週あたりから、ホタル日和の夜があったら懐中電灯を持って夜な夜な蛍探しに行ってみようかなぁ。
【オープニングＢＧＭ】
Challi-Sienne / 伊藤広規 (“sometime somewhere” 2013)
伊藤広規のソロアルバム
※ 全国CDショップ、itunes、伊藤広規公式サイトでお買い求めいただけます。
2020.06.10 第１３７回 伊藤広規「旅と人と音楽と」
