【オンデマンド放送:2020.09.30放送回】

※アーカイブ・オンデマンドでは、トーク内容のみで楽曲はかけておりません。ご了承ください。
 
今夜は、秋の夜に聞きたい『Karla Bonoff』
 
【今日の一曲目】
How Long / Karla Bonoff
(“New World / Karla Bonoff” 1988年)
『秋の夜にほっこりと聴きたくなる曲です。このアルバムが出た時は、毎日の様に聴いてました。ギターの今剛も同時期にこのアルバムにハマってました。しばらく私たちの必聴盤になりました。
その頃は、ツアーと、スタジオのレコーディングと、好きな音楽を聴きながら呑む。この三つが生活のほとんどでしたね。(広規)』
【今日の二曲目】
New World / Karla Bonoff
(“New World / Karla Bonoff” 1988年)
『山中湖のスタジオで、夜中までレコーディングしていて、終わって外へ出た時に見た朝焼け。暗い空にだんだん光がさしてきて。あの時、聞いたこの曲は最高でした。
ちょうどその頃のレコーディングの話。
コードは演歌っぽいのに、リズムは16ビート。2回弾いても納得いかない。アレンジャーに「これ、誰が歌うんだっけ?」と聞いたら「研ナオコさんです」と。彼女とわかった途端1発でOKテイクが録れました。
それまでは譜面さえあれば、どんな曲も弾けると思ってたんですが、曲のイメージというか、意味合いをちゃんと把握してないと弾けないんだ、という事が判りました(笑)(広規)』
【今日の三曲目】
Tell Me Why / Karla Bonoff
(“New World / Karla Bonoff” 1988年)
『カーラ・ボノフは70年初頭からのウェストコーストサウンド。あの頃の西海岸のサウンドは、どれも透明感がある。きっとカリフォルニアってところは空気が乾いてて空が青いんだろうなーなんて、思ってて、初めて佐藤博さんのいるロスに達郎さんと青山純とレコーディングに行ったとき、まさに、空気は乾いていて空は青かった!と感動しました。
そう!その時のレコーディングで、忙しさと時差ぼけもあったのか?無意識にヘッドホンのジャックをベースに挿して、「音、聞こえないんですが」と言ったら、ガラス越しのミキサールームの中は大爆笑!気がついた私は恥ずかしさのあまり、「あ、お呼びでない。こりゃまた失礼!」と。
カリフォルニアの思い出の一つです。(広規)』
("New World / Karla Bonoff" 1988年)
 
【YouTube で見る】
How Long
https://www.youtube.com/watch?v=Z1TbW4IazR8
Karla Bonoff – New world
https://www.youtube.com/watch?v=01-aokVhk58
Karla Bonoff ? Tell Me Why
https://www.youtube.com/watch?v=o5g43G6rgD0
 
【今週のいとうこうき】
今年も「3分の2」が過ぎて、長引くステイホームも慣れてきて、つまみ片手にリモート宴会ってのを楽しんでます。家で飲みながら遠くの友達に会えるってのは、昔は考えたこともなかったです。
時代は変わりましたよね。

明日は中秋の名月。
夜、晴れるといいですね。
 
【オープニングBGM】
Challi-Sienne / 伊藤広規 (“sometime somewhere” 2013)
SometimeSomewhere_伊藤広規
伊藤広規のソロアルバム
※ 全国CDショップ、itunes、伊藤広規公式サイトでお買い求めいただけます。